☆ダスティン・ホフマン略歴

★DUSTIN HOFFMAN

 1937年8月8日、アメリカ、ロサンゼルスで生まれる。父親はシカゴ出身でかつて映画監督を志し、30年代に、ある撮影所の道具係として働いていたこともあったが、それからモダン家具のデザイナーの仕事をした。母親も父親に劣らぬ映画ファンで、子供の名前を有名な映画俳優からとって名付けた。ダスティン・ホフマンのダスティンは、無声映画時代のカウボーイ・スター、ダスティン・ファームからとった名で、兄のロナルド・ホフマンは「心の旅路」に出演していたロナルド・コーマンからとったという事だそうだ。兄のロナルドは経済学者でアメリカ国防省の健康、教育、厚生部に所属していた。
 ダスティンは最初音楽家を志し、ロサンゼルス音楽学校に入学した。最初はクラシックのピアニストを志望したが、やがてジャズ・ピアノに転向した。その後サンタモニカ州立大学に入り、音楽を専攻したが、やがて俳優を志しパサデナ・プレイハウスに入り58年に卒業した。
 その年、彼はニューヨークへ出て有名な演劇コーチのリー・ストラスバーグ、ロニー・チャップマン、ヘレン・タミリス、ダニエル・ナグリン等について演劇を学びつつ、その間、生活のためにダンス・ホールのピアノ弾き、神経病院の付添人、ウェイター、皿洗、ビルの清掃人、メーシー百貨店のオモチャ部に勤めたりした。
 他人はもちろん自分も俳優になれるとは考えられなくて、演出家になろうと思い演出助手になる。すると演出家は彼を俳優としての個性に注目し、ワキ役の性格俳優で出演させてくれた。そんな時期、世の中は変りつつあった。ニューヨークの演劇街ブロードウェーやハリウッドでも、型破りなパーソナリティを求め、ニュー・シネマ時代が到来したのだった。
 彼の初舞台はセイラ・ロレンス大学が上演したガートルード・スタイン原作の舞台劇「YES IS FOR A VERY YOUNG MAN(若者にはイエス)」で、続いて夏期劇団、ボストン・シアター劇団、テレビ出演を経て、ブロードウェーの舞台もふんだ。
 64年、ユール・グロスバードを助けてオフ・ブロードウェーの演目「A VIEW FROM THE BRIDGE(橋からの眺め)」の演出を行う。
 66年「JOURNEY OF THE FIFTH HORSE(第五番目の馬の旅)」に出演してオビー賞を獲得する。その後、ヘンリー・リビングスの舞台劇「EH?」でドラマ・デスク賞とシアター・ワールド賞を獲得した。
 67年に「TIGER MAKES OUT」でわずか45秒の出演で映画デビューする。その後、舞台劇「HARRY, NOON AND NIGHT(ハリーと昼と夜)」で監督マイク・ニコルズに見出され「卒業」でキャサリン・ロスと共演して有名になる。
 69年「真夜中のカウボーイ」、「ジョンとメリー」に主演する。この年、バレリーナ出身のアン・バーンと結婚した。アンには連れ子の女の子がいて、その後、ホフマンとにも女の子が生まれ二女の父親になる。
 70年「小さな巨人」、71年「わらの犬」そして72年に、イタリアへ出かけ「アルフレード・アルフレード」と主演し、73年「パピヨン」でホフマン演じるドガの妻役で、アン・バーンも出演する。しかし、その後離婚することになる。
 79年に「クレイマー・クレイマー」で念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得する。
 80年10月にリサ・ゴットセーゲンと再婚し、81年3月に男児が誕生し、83年にも子供が生まれる。
 84年舞台で再演された「セールスマンの死」でウィリー・ロマン役を演じてドラマデスク賞、同年テレビ版でもロマン役を好演してエミー賞を受賞する。
 89年に「レインマン」で二度目のアカデミー賞主演男優賞を獲得し、ブロードウェーとロンドンでそれぞれ制作された「ベニスの商人」にシャイロック役で出演し高い評価を受ける。
 90年「ディック・トレーシー」、91年「フック」、95年「アウトブレイク」96年「スリーパーズ」、97年「マッド・シティ」、98年「スフィア」などに出演している。
 最近では2002年に「ムーンライト・マイル」でヒューマン・ドラマにも出演しています。

画像
★映画出演作品
〈1967〉
  (未公開)/TIGER MAKES OUT
  卒業/THE GRADUATE
〈1968〉
  (未公開)/MADIGAN'S MILLIONS
〈1969〉
  ジョンとメリー/JOHN AND MARY
  真夜中のカーボーイ/MIDNIGHT COWBOY
〈1970〉
  小さな巨人/LITTLE BIG MAN
〈1971〉
  ケラーマン/WHO IS HARRY KELLERMAN AND
         WHY IS HE SAYING THOSE TERRIBLE
          THINGS ABOUT ME ?
  わらの犬/STRAW DOGS
〈1972〉
  アルフレード・アルフレード/ALFREDO, ALFREDO
〈1973〉
  パピヨン/PAPILLON
〈1974〉
  レニー・ブルース/LENNY
〈1976〉
  大統領の陰謀/ALL THE PRESIDENT'S MEN
  マラソン・マン/MARATHON MAN
〈1978〉
  ストレート・タイム/STRAIGHT TIME
〈1979〉
  アガサ・愛の失踪事件/AGATHA
  クレイマー・クレイマー/KRAMER VS. KRAMER
〈1982〉
  トッツィー/TOOTSIE
〈1987〉
  イシュタール/ISHTAR
〈1988〉
  レインマン/RAIN MAN
〈1989〉
  ファミリービジネス/FAMILY BUSINESS
〈1990〉
  ディック・トレーシー/DICK TRACY
〈1991〉
  ビリー・バスケイト/BILLY BATHGATE
  フック/HOOK
〈1992〉
  靴をなくした天使/HERO
〈1995〉
  アウトブレイク/OUTBREAK
〈1996〉
  アメリカン・バッファロー/AMERICAN BUFFALO
  スリーパーズ/SLEEPERS
〈1997〉
  ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ/WAG THE DOG
  マッド・シティ/MAD CITY
〈1998〉
  スフィア/SPHERE
〈1999〉
  ジャンヌ・ダルク/JOAN OF ARC
〈2002〉
  くたばれ!ハリウッド/THE KID STAYS IN THE PICTURE
  ムーンライト・マイル/MOONLIGHT MILE

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『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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この記事へのコメント

Foggy mountain
2006年03月15日 22:24
はじめまして。ダスティンは卒業を観た時はえらい濃い感じで、ちょっと好みではなかったのですが、クレイマー頃から断然ファンと化してしまいました。レインマンが何とも言えません~

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