映画「博士の愛した数式」パンフ

「この物語の主人公、博士の記憶は80分しかもちません。80分の記憶に、人はどんな希望がもてるのでしょう。原作者・小川さんの『書き言葉』は、今スクリーンに『話し言葉』として、映像、音楽と共に甦ります。博士を取り巻く、家政婦とその息子、未亡人。先生と生徒たちとの出会い。お互いの話し言葉に、温かい春の萌しを、感じとっていただけたらと思います。」と小泉監督は語っています。

原作は「妊娠カレンダー」で104回芥川賞を受賞した作家・小川洋子の大ベストセラー「博士の愛した数式」。本屋さんが選ぶ第1回本屋大賞、第55回読売文学賞を受賞した作品です。

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〈ストーリー〉
若きシングルマザーは、女手一つで立派に10歳の息子を育てながら、家政婦として働いていた。
ある春の日に、彼女はここ数年間で担当が9人も替わったという顧客を紹介される。面接で派遣先を訪れた彼女を迎えたのは上品な身なりの婦人(未亡人)だった。母屋に住む彼女は、世話をしてもらいたいのは、離れに住む義弟であることを説明した。義弟は優秀な数学博士であったが、10年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったと言う。博士は自らの記憶と共に大学の職を失い、未亡人の援助を受けて生活することになったのだ。
数字にしか興味を示さない博士とのコミュニケーションは、家政婦にとって驚きと発見の連続だった。働き始めの日、玄関に現れたのは大事なことを忘れないためのクリップをたくさん身に付けた博士だった。彼が家政婦に一番に尋ねたのは、名前ではなく靴のサイズだった。彼女が24と答えると「ほお、実に潔い数字だ。4の階乗だ」と言う。この奇妙な応答は、博士があみだした他人との交流方法だった。何を喋っていいか混乱した時、言葉の代わりが数字になるというものだ。毎日交わされるこの会話は、家政婦にとって、温かくて美しく、さらには胸躍らせるものばかりだった。
家政婦に10歳の息子がいることを知った博士は「いかん、いかん息子を独りぼっちにしておくなんて」と言い、いたたまれなくなって「晩ご飯は必ずここで用意して三人で食べること」を約束させる。博士は、家政婦の息子を笑顔で抱きしめると、息子を「ルート」と名付けた。ルートが訪れるようになってからは、離れには絶え間なく笑い声が溢れるようになるのだった。

製作/2005年
公開/2006年 日本映画 117分

監督/小 泉 堯 史
原作/小 川 洋 子『博士の愛した数式』
脚本/小 泉 堯 史

出演/寺 尾   聰:数学博士
   深 津 絵 里:杏子/家政婦
   吉 岡 秀 隆:「ルート」/先生(大人時代)
   齋 藤 隆 成:「ルート」(杏子の息子)
   浅 丘 ルリ子:(博士の義姉)未亡人
   井 川 比佐志

映画チラシ・パンフレット販売
『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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