映画「ゼロ時間の謎」パンフ

本作品は、クリスティーが1944年に発表した「ゼロ時間へ」の映画化。
『夫たち、妻たち、恋人たち』などで、フランスで人気の高い監督、パスカル・トマが前作『アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵』のヒットを受けて、再びクリスティーのミステリー世界に挑みました。この原作はクリスティー自身がベスト10に入れるほど気に入っていたという、殺人から始まる従来のミシテリーの常識を覆した作品です。
殺人は結果であり、物語はそれよりずっと前から始まっている。すべての人々、事柄が「ある点」に向かっていく、その点が「ゼロ時間」であるという考えに基づいて書き上げられたミステリーです。

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〈ストーリー〉
ハンサムなテニスプレーヤー、ギョーム・ヌヴィルは若く美しい新妻・キャロリーヌと共に、伯母カミーラ・トレシリアンの住むブルターニュの海辺の屋敷、カモメ荘を訪れた。彼にとっては恒例の夏の過ごし方だったが、キャロリーヌは気に入らなかった。カミーラに下品だと思われ嫌われている上に、今回は夫の前妻・オードも来ているからだ。キャロリーヌはオードと顔を合わせるなり嫉妬と敵意をむき出しにする。
オードを誘ったのはギョームらしいが、離婚で傷ついたはずの彼女がなぜ拒まなかったのか...。カミーラは繊細なオードのことが心配でたまらなかった。屋敷を長年取仕切ってきた付添人マリ=アドリーヌも、何か良からぬことが起きそうな予感に頭を痛める。そんな彼女にとって、ベトナムから久しぶりに帰国したカミーラの親戚トマ・ロンドーの存在は唯一の救いだが、無口な彼の胸中では幼なじみのオードへの熱い想いが燃え盛っているのだった。
不幸が起きたのは、たまたま近くのホテルに滞在していたカミーラの友人の元検事トレヴォーズと、灯台ホテルに宿泊中のキャロリーヌの友達フレッド・ラマティマーがカモメ荘に晩餐に招かれた後のことだった。心臓が弱かったトレヴォーズが翌朝、ホテルの部屋で死んでいるのが発見されたのだ。前夜はフレッドに車で送られてホテルに帰ったのだが、エレベーターが「故障中」と書かれていたため階段を昇ったのが、命取りとなったらしかった...。
トレヴォーズの死がきっかけになったかのように、カモメ荘の張りつめた空気が、ギョームとキャロリーヌの夫婦喧嘩の形で爆発した。ギョームがオードに復縁を迫っているところをキャロリーヌが目撃してしまったのだ。「ふたりとも殺してやる!」と叫ぶ彼女の声はカミーラの部屋まで届いた。その晩、ギョームは気晴らしにフレッドとビリヤードをしに灯台ホテルへ出かけようとするが、直前にカミーラに呼ばれる。昼間のことをとがめ、事態を収拾するためにオードを出て行かせると宣言する伯母に、ギョームは思わず「横暴だ!」と怒鳴った。次の朝、カミーラはベッドの上で頭から血を流して死んでいた。殺人事件とあって、ちょうど休暇で来ていた優秀なバタイユ警視が捜査に駆り出されるのだった...。

原題/L' HEURE ZERO / TOWARDS ZERO
製作/2007年
公開/2007年 フランス映画 108分

監督/パスカル・トマ
原作/アガサ・クリスティー『ゼロ時間へ』
脚本/クレマンス・ド・ビエヴィル
   フランソワ・カヴィリオーリ
   ロラン・デュヴァル
   ナタリー・ラフォリ

出演/メルヴィル・プポー
    :テニスプレーヤー/ギョーム・ヌヴィル
   キアラ・マストロヤンニ
    :ギョームの前妻/オード・ヌヴィル
   ローラ・スメット
    :ギョームの新妻/キャロリーヌ・ヌヴィル
   ダニエル・ダリュー
    :ギョームの叔母/カミーラ・トレシリアン
   アレキサンドラ・マルチネス
    :カミーラの付添人/マリ=アドリーヌ
   フランソワ・モレル
    :警察(警視)/バタイユ
   クレマン・トマ
    :オードの幼なじみ/トマ・ロンドー

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