映画「レッドクリフ」パンフ

日本でも小説、漫画、ゲームと様々な形で知られ、広く世界中で愛されてきた英雄伝「三国志」。18年来、その映画化の構想を温めてきたジョン・ウーは夢の具現化にあたり、80万の兵士を擁する曹操軍に対し、劉備軍と孫権軍が同盟を組んで立ち向かう最大の見せ場「赤壁に戦い」をもとにオリジナル脚本を書き下ろした。
知恵と勇気を振り絞りながら圧倒的な勢力の差を覆していく男たちの友情、そして天下統一の野望の下に隠された一人の女への愛。歴史的合戦の陰で、美しく、凛々しく生きる女たちの姿は勇壮な武将たちのドラマに美しくみずみずしい彩りを加えている。壮大なスケールで繰り広げられる愛と友情と勇気の物語『レッドクリフ』二部作は、全世界の人々に深く感動を与えてくれます。

『九官八卦(きゅうかんはっけ)の陣』
八陣を「井」の字型の方陣で、四正(四方面の正兵)と四奇(四方面の奇兵)から成るとする。八陣が八卦の陣と呼ばれるのは、「三国志演義」という小説が、八陣の四正・四奇を「奇門遁甲(きもんとんこう)」の八門に配当したことによる。「奇門遁甲」とは、中国の伝説上の最初の支配者「黄帝(こうてい)」が九天玄女(きゅうてんげんにょ)から受けた天書であり、周の太公望・漢の張良(ちょうりょう)、そして孔明が受け継いだものとされ、九宮(きゅうきゅう)を根本に置く。九宮は「洛書(らくしょ)」の九宮図に基づく。「洛書」は、洛水に浮かび出た神亀(じんき)の背中に描かれていた図形である。本作で孔明が八卦の陣を亀にたとえているのは、これに由来する。
「奇門遁甲」では、魔方陣として表現される九宮の真ん中を五とし、四面の八方を八門にあてる。八門とは、休門・生門・傷門(しょうもん)・杜門(ともん)・景門・死門・驚門(きょうもん)・開門であり、各門は、北・北東・東・南東・南・南西・西・北西という八つの方位に配置される。「三国志演義」では、生門・景門・開門から攻め込むと吉、傷門・驚門・休門から攻め込むと傷つき、杜門・絶門(死門)から攻め込むと滅亡する、と設定している。なお、八門が基づく九宮は、九官(きゅうかん)と書く場合があり、本作では、九官八卦の陣という名称を採用している。


画像
〈ストーリー〉
西暦208年、帝国を支配する丞相(じょうしょう)・曹操(そうそう)は、近隣の対抗勢力を壊滅すべく80万の大軍で征討に赴く。曹操が最初に標的にしたのは、劉備(りゅうび)軍だった。民を守るために撤退が遅れた劉備軍は、精強ながら、その数わずか2万。劉備と義兄弟の契りを交わした関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)の獅子奮闘の活躍で全滅は免れるが、敗走を余儀なくされる。その頃、勇猛な武将・趙雲(ちょううん)は、村に取り残された劉備の妻と幼い子供を救出するため、曹操軍を相手に孤軍奮闘していた。深い傷を負いながら、なんとか劉備のもとへたどり着いた趙雲の胸には、赤ん坊がくくり付けられていたが、そこに劉備の妻の姿はなかった。彼女は我が子を救うために自ら命を絶ってしまったのだ。悲しみに暮れる劉備に、軍師の孔明(こうめい)は、敵軍である孫権(そんけん)軍と運命を共にし、同盟を結ぶことしか民を救う道はないと進言する...。
孫権のもとに向かった孔明だったが、26歳の若き君主孫権の周りには、先代に仕えていた保守的な臣下が多く、戦争反対の声が多数を占めた。協力的な軍師・魯粛(ろしゅく)の案内で、孫権軍が軍事演習を行っている「赤壁(せきへき)」へと赴いた孔明は、司令官・周瑜(しゅうゆ)と出会う。荒くれ者だった兵士たちを見事に束ねる周瑜のカリスマ性に孔明は魅了され、周瑜は孔明の戦術に対する博識ぶりに感嘆し、お互いの存在を意識し始める。しかし、相手は突然やってきた使者。周瑜はどこまで信じてよいか戸惑っていたが、妻・小喬(しょうきょう)が可愛がっている馬が出産できずに困っている場で、彼女に手を貸した孔明の心に触れて、次第に信用するようになっていく...。
翌朝、孫権とその妹・尚香(しょうこう)を虎狩りに誘った周瑜は、孫権に劉備軍との同盟を進言し、3万の軍勢を率いて戦うことを定めさせ、劉備の陣営を訪ねることに成功した。疑心暗鬼の両軍は、血気盛んな張飛と、周瑜の部下の小競り合いがもとで一触即発の状況になるが、劉備の編んだわらじを手に取った周瑜が「一本だと切れるわらも、合わせて編むと強くなる。私が抱く夢は、あなたがたと同じです。我らが力を合わせれば強くなる」と、これからの両軍の運命を示唆する。劉備軍、孫権軍は周瑜の言葉に感銘を受け、心を一つにして同盟を結ぶのだった...。
孫権に降伏を迫っていた曹操は、孫権軍と劉備軍が同盟を結んだことを知り、怒りのあまり使者を処刑してしまう。彼は戦いの大義名分として「天下統一」を掲げていたが、実は秘められたもう一つの目的があった。それは、孫権を降伏させ、絶世の美女と言われる周瑜の妻、小喬を我がものにすることだったのだ。力づくで小喬を奪うしかなくなった曹操は、2千隻の大船団を率いて、決戦の地、赤壁へと向かう...。
曹操軍80万に対し、孫権・劉備連合軍5万。圧倒的不利な状況を覆すため、連合軍は亀の甲羅を起源とする孔明の奇策「九官八卦の陣」に運命をかけることにする...。

原題/RED CLIFF
製作/2008年
公開/2008年
   アメリカ・中国・日本・台湾・韓国映画 145分

監督・脚本/ジョン・ウー
脚本/カン・チャン
   コー・ジェン
   シン・ハーユ

出演/トニー・レオン
    :周瑜〈しゅうゆ〉公瑾〈こうきん〉/
                    「孫権軍」司令官
   金 城   武
    :諸葛亮〈しょかつりょう〉孔明〈こうめい〉/
                     「劉備軍」軍師
   チャン・チェン
    :孫権〈そんけん〉仲謀〈ちゅうぼう〉/
                     「孫権軍」君主
   中 村 獅 童
    :甘興〈かんこう〉/「孫権軍」武人
   リン・チーリン
    :小喬〈しょうきょう〉/(周瑜の妻)
   チャン・フォンイー
    :曹操〈そうそう〉孟徳〈もうとく〉/
                     「曹操軍」君主
   ヴィッキー・チャオ
    :尚香〈しょうこう〉/(孫権の妹)
   フー・ジュン
    :趙雲〈ちょううん〉子龍〈しりょう〉/
                     「劉備軍」将軍
   ユ・ヨン
    :劉備〈りゅうび〉玄徳〈げんとく〉/
                     「劉備軍」君主
   バーサン・ジャプ
    :関羽〈かんう〉雲長〈うんちょう〉/
                     「劉備軍」武将
   ザン・ジンシェン
    :張飛〈ちょうひ〉翼徳〈よくとく〉/
                     「劉備軍」武将
   ホウ・ヨン
    :魯粛〈ろしゅく〉/「孫権軍」重臣

映画チラシ・上映中パンフレット販売
『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック