映画「旅立ち ~足寄〈あしょろ〉より~」パンフ

削げた頬に鋭い眼光、時折みせる人懐っこい笑顔。北海道、足寄(あしょろ)から出てきたこの青年が、30年人気を続けてきたのは、なんといってもその「透き通るような声」だった。ニッカポッカにギター1本での弾き語り。そのあまりに個性的な「服装」に「田舎者!」「帰れ!」のヤジや失笑が飛んだという「昭和50年全国フォーク音楽祭・北海道大会」。そんな場で会場を睨みつけ「お前らうっせえぞ!笑ってないで歌を聴け!」と叫んだ19歳の青年・松山千春。一瞬にして静まり返った会場に、彼の澄みきった歌声が響き渡った。今なら誰でも知る「松山千春」のあの声が...。

本作は2006年でデビュー30周年を迎えた松山千春が、23歳の時に書き上げた自伝「足寄より」をベースに映像化された。当時、人気絶頂にあった一人の若きシンガーが、赤裸々な思いを綴ったこの著書は大きな話題を起こした。そこには複雑な家庭事情、貧しくも愛情いっぱいに彼を育て上げた父への想い、音楽への目覚め、彼の恩師となる竹田との出会い、そして突然の別れなどの23年が凝縮されています。

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〈ストーリー〉
「昭和50年全国フォーク音楽祭・北海道大会」。札幌で開催されたこの大会に、一人遅れてパトカーで到着した若者。その姿は真っ赤なニッカポッカ姿に大きなサングラス、そして手にはギターを持った奇抜なスタイルの青年こそ、当時19歳だった「松山千春」だった。会場の客たちは明らかに場違いの彼の姿に爆笑するが、そんな会場に「お前らうっせえぞ!笑ってないで歌を聴け!」と鋭く一喝する千春。そして歌い始めた彼の曲「旅立ち」。その透き通るようなハイトーンボイスと、切ない別れを歌った歌詞に、観客たちは圧倒されその声に聞き惚れた...。
その中で、1人だけ仏頂面を崩さない男がいた。彼は審査員として招待されていた「STVラジオ」ディレクターの竹田健二だった。曲が終わって司会者から感想を求められた竹田は「...ギターが悪いなぁ」と言うと、千春はそれに食ってかかった。そんな無礼な振る舞いに大方の審査員は眉をひそめたが、竹田は意味深い笑いを浮かべた。千春の結果は当然のごとく落選だった。早々に会場を後にしようとした千春に「いつかチャンスが来るから、その時までに作れるだけ曲を作っておけ...」と千春の将来を見通したかのように竹田は告げた。これが2人の運命的な出会いとなるとは、千春も竹田もまだ分からなかった...。

英題/TABIDACHI From ASHORO
製作/2008年
公開/2009年 日本映画 112分

監督/今 井 和 久
原作/松 山 千 春『足寄より』
脚本/鴨   義 信

出演/大 東 俊 介:松山 千春/青年
   萩 原 聖 人:竹田 健二/
           「STVラジオ」ディレクター
   尾 野 真千子:菊池絵里子(千春の姉)
   ロム・ジョンミョン:佐藤 耕造「シュガー」
             (千春の親友)
   伴   杏 里:河合紀美子(千春のあこがれの人)
   林   剛 史:高木 雪彦(千春の親友)
   江 口 のりこ:宮下 秀美
   大 貫   薫:竹田 依子(健二の妻)
   石 黒   賢:西口 祐介/
           「STVラジオ」プロデューサー
   泉 谷 しげる:松山  明(千春の父)

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『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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