映画「禅 ZEN」パンフ

750年前の乱世の鎌倉時代。困窮する人々やいくさで滅ぼされた怨霊におびえる時の権力者の苦悩を、自らもひとつになって受けとめていった孤高の人、道元禅師。彼によって導かれた禅(ZEN)の教えは、今なお人々の心に輝き、その光は失わない。
あるがまま、自然の流れに身を任せ、ただ坐るのみ...只管打坐(しかんたざ)。しかし、禅とは、決してひとり坐禅を行うだけの孤独の行ではない。本作は、人と人とが共に生き、喜びや悲しみを分かち合い、明日への希望の光を見出していく道元禅師の生涯を描く歴史ロマン大作です。

『正師とは?』
仏法を正しく得ている明眼の師のこと。邪師に対する言葉。
なお、道元禅師は正師を得ることこそ、仏道を得るための最大の必要条件であるとする。


『達磨宗(だるましゅう)』
中国に坐禅を伝えた菩提達磨を初祖とする宗派のことで、広義には禅宗を指す。
平安末期から鎌倉時代初期にかけて日本で流行した禅宗の一派。大日房能忍を派祖とし、日本達磨宗と呼ばれる。


『六波羅探題 評定衆(ろくはらたいだい ひょうじょうしゅう)』
鎌倉幕府の職名のひとつ。承久3年(1221)の承久の乱ののち、幕府がそれまでの京都守護を改組し京都六波羅の北と南に設置した出先機関。
評定衆は、鎌倉・室町時代に置かれた役職のひとつ。


『老典座』
禅寺で修行者の食事などを担当する人。

画像
〈ストーリー〉
「この現世の中で、何故、人は争い、病に苦しみ、死の苦しみから逃れられないのでしょう...、そなたに、その苦しみから抜ける道を見つけて欲しい...」。
道元の母、伊子〈いし〉はそう言い遺し、この世を去った。道元(幼名:文殊丸)がまだ8歳の時だった。
16年後、24歳となった道元は仏道の正師を求め、中国・宋に渡る。しかし、この国の仏道も役人の賄賂が横行し、腐敗を極めていた。失意の道元の前に、ひとりの青年僧が現われた。その僧の名は寂円〈じゅくえん〉といった。
寂円の案内により、道元は最初に入宋した時に錫〈すず〉を止めた天童山に帰り、時の住職となっていた、如浄〈じょじょう〉禅師と相見する。如浄は一目で道元の器量を見抜き、また道元は如浄に正師を見出すのだ。こうして、道元は如浄のもとで修業を積むことになる。そして、ある夏の夜明け、道元は悟りを得て、帰国したのだ...。
道元は京・建仁寺に身をよせ、「普勧坐禅儀」の執筆に取りかかる。周囲の堕落した僧たちからは孤立するが、弁道に精進する道元の姿勢に、共感を覚える者も現われはじめていた。その中には、若き僧の俊了〈しゅんりょう〉、元達磨宗の懐奘〈えじょう〉、道元をたずねて宋からはるばる来た寂円の姿もあった。そして道元と寂円は、日本に如浄禅師の教えを打ち立てることを決意する...。

製作/2008年
公開/2009年 日本映画 127分

監督・脚本/高 橋 伴 明
原作/大 谷 哲 夫『永平の風 道元の生涯』

出演/中 村 勘太郎:道元(文殊丸)/禅師
          (曹洞宗開祖・越前(福井)永平寺)
   内 田 有 紀:おりん/遊女
   藤 原 竜 也:北条 時頼/鎌倉幕府第5代執権
   テ イ 龍 進:寂円〈じゅくえん〉/宋・僧侶
      (二役):源  公暁〈くぎょう〉
          (鎌倉幕府三代将軍・源実朝の甥)
   高 良 健 吾:俊了〈しゅんりょう〉/僧侶
   安 居 剣一郎:義介〈ぎかい〉/元達磨宗・禅師
          (曹洞宗三代目・加賀(金沢)大乗寺)
   村 上   淳:懐奘〈えじょう〉/
            元達磨宗・禅師(曹洞宗二代目)
   勝 村 政 信:波多野義重(道元の支援者)
            鎌倉幕府・六波羅探題評定衆
   鄭  天  庸:如浄〈じょじょう〉/
            宋・天童山の禅僧(正師)
   西 村 雅 彦:浙翁〈せつおう〉/宋・僧侶
   菅 田   俊:公仁〈こうにん〉/比叡山の僧侶
   哀 川   翔:松蔵(おりんの夫)
   笹 野 高 史:宋・僧侶(老典座)
   高 橋 惠 子:伊子〈いし〉
           (藤原基房の娘/道元・文殊丸の母)

上映中パンフレット・チラシ販売
『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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