映画「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」チラシ2

破滅を志向する生き方の中で数々の傑作を書き続け、39年の短い生涯を駆け抜けた「太宰治」(1909~1948年)。生誕100年を迎える本年、太宰文学の魅力に改めて注目が集まっています。「人間失格」が与える自虐的で暗いというイメージだけで捉えられがちな太宰ですが、実は細やかな心理描写とユーモア溢れる表現で男女の様々な「愛」の形を描いた小説家でもあります。その代表作が本作「ヴィヨンの妻」なのです。

主人公の妻・佐知は真面目な人ですが、小説家の夫・大谷は借金を重ね、愛人を作ってしまうような人間です。それでも妻は夫との関係を切るどころか、そんな夫をあるがまま受け入れます。それは彼女が弱いからではなく、むしろ強いからといえます。傍らから見れば困った夫でも、深く理解し許せる妻の強さはとても魅力的です。大きな愛で男性を包み込む女性は、崇高な美しさに溢れ、自然と男性を惹き付けてしまうのです...。

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〈ストーリー〉
秀でた才能を持つ小説家の大谷と誠実で美しいその妻・佐知。大谷はその才能とは裏腹に、お酒を飲み歩き、借金を重ね、妻以外の女とも深い関係になってしまう破滅的な生活を送っていた。
ひょんなことから夫の借金を返すために飲み屋「椿屋」で働き始めた佐知は、あっという間にお店の人気者になり、日に日に輝きを増していった。そんな佐知は、常連客の一人、大谷ファンの青年・岡田や昔、佐知が振り向いてもらえなかった弁護士・辻から好意を寄せられるのだった...。
見違えるように美しくなっていった佐知に嫉妬する大谷。そして大谷は、書くことそして生きることに苦悩し、愛人の秋子と心中未遂を起こしてしまう。それを知った佐知は...。
公式サイト、http://villon.jp

製作/2009年
公開/2009年10月10日 日本映画 116分

監督/根 岸 吉太郎
原作/太 宰   治『ヴィヨンの妻』
脚本/田 中 陽 造

出演/松   たか子
    :佐知(大谷の妻)
   浅 野 忠 信
    :大谷/小説家
   広 末 涼 子
    :秋子(大谷の愛人)
   妻夫木   聡
    :岡田/青年
   堤   真 一
    :辻/弁護士
   室 井   滋
    :巳代(吉蔵の妻)
   伊 武 雅 刀
    :吉蔵/飲み屋「椿屋」主人

映画チラシ(10円~)・上映中パンフレット販売
『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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