映画「ハッピーフライト」パンフ

今まで誰も映画にしなかったのが不思議なくらい、飛行機の裏側では多くの人が働き、毎日、面白くて大変なことが起きているんです!本作を観たあと、飛行機がまるで違うものに見えるでしょう。
さあみなさん、シートベルトの用意はいいですか?
(by. 矢口史靖)

『パイロット』
機長になるには、10年から12年の副操縦士としての経験を積み、資格審査に合格すると機長昇格訓練に入ります。その後、2年半ほどの昇格訓練に合格してやっと機長となるのです。
機長には4本線、副操縦士には3本線が、ジャケットの袖口とYシャツの肩についています。乗務には、その機種を操縦する資格と、その路線を飛ぶ資格の両方が必要です。例えば、本作の1980便に乗務するには、「B747-400」の操縦資格と日本からホノルル間を飛んでもよいという路線資格がいるのです。


『キャビンアテンダント(CP)』
大きく分けて「サービス要員」と「保安要員」というふたつの役割りがあります。各便のCAの人数は緊急脱出の際、補佐ができるように基本的にその航空機のドアの数と同数かプラス・アルファー。暗闇でも表情がはっきり分かるように目立つ色の口紅など、はっきりしたメイクが好ましいとされています。
チーフパーサーは、その機の客室責任者。すべての仕事を統括し、コクピットとの連絡も行います。資格を得るには一定の経験年数と専門知識、技量が問われます。


『グランドスタッフ』
カウンター(チケットの発券)、ゲート(出発・到着の乗客誘導)、セキュリティ(乗客捜し、トラブルの対処)、ラウンジ(接客)などの部署があり、日によって担当が割り当てられます。座席と予約は随時チェックしていますがオーバーセールは発生します。その対処も必要となるのです。本作では、ビジネス・クラスとファースト・クラスに空きがあったため、上のクラスに席を移ってもらうのです。
また、搭乗ゲートに現れない客を、無線片手に駆け回って探すのも仕事のうちで、ピーク時にはトイレにも行けないくらい忙しいといいます。


『オペレーション・コントロール・センター(OCC)』
航空会社ではすべての部署を統括する役割りを果たし、自社の航空機の安全なフライトをサポートします。乗客や貨物の重量、着陸空港の気象状態などの情報を収集し、それをもとに飛行計画を作成して機長と検討し、双方が同意することで運航が最終決定されるのです。
離陸後も、燃料の消費状況や飛行状態などを目的地に着くまで監視します。このため、「地上にいるもう1人のパイロット」とも呼ばれています。


『整備士』
整備は機体の定期点検と改修を行う「ドッグ」、日常的な整備を行う「ライン」、エンジンや装備を担当する「ショップ」、そして支援部隊「スタッフ」に分かれています。出発前の点検整備では、「機体の安全を確保しつつ、しかも定時運行に支障をきたしてはならない」という厳しい命題と向き合うことになります。

『管制官』
国土交通省に所属する国家公務員だが制服はありません。コントロールタワーと階下のレーダー室に分かれていて、飛行機の離陸の際は、まずコントロールタワーが滑走路に誘導し、離陸許可を出し、離陸後はレーダーで監視しながら飛行ルートや高度など地上から操縦士に指示を送り、空の交通整理をしているのです。
また、空港だけでなく、航空機が通るところは全て管制の対象となっています。管制官のやりとりは同じ空域の情報を共有するため、世界中で英語を使うと決められています。しかし、緊急時には日本語(母国語)でも可能になる時もあります。


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〈ストーリー〉
ヤバい、遅刻だ!新人キャビンアテンダント(CA)の斎藤悦子はあわててブリーフィング(打ち合わせ)の始まっているデスクに向かう。こっそり同僚にウインクのサインを送ると、見とがめたチーフパーサーから厳しい声が飛び、部屋中が凍りついた。「鬼チーフパーサー・山崎麗子」。ウワサは本当だった。
悦子は今まで国内線勤務だったが、今日初めて国際線のフライトに臨む。出発前の「1980便ホノルル行きB747-400」の機内では殺気だった先輩CAたちが準備に忙しい。悦子がおずおずと何をしたら良いか尋ねると、先輩の田中真里が「今日は、修学旅行客が多いから、ジュースをたくさん入れて!」と言うのだった...。

鈴木和博は機長昇格訓練中のコー・パイ。今日、9月24日のフライトに合格すれば「OJQ(On the job training)実際の作業を通して行う訓練」終了だった。その日の教官は温厚な望月機長。ラッキー...と思っていたら、望月機長が風邪をひいて熱があるという。それで代わりの教官になったのだが、それが威圧感バリバリの原田機長だった...。
鈴木が担当するのは「1980便ホノルル行きB747-400」。ヘアスタイルが乱れるのがイヤで帽子嫌いの鈴木だが、機外点検中、貨物車から垂れたオイルがあわや目に...。帽子をかぶっていなかったことを原田に厳しく追及されますます汗が...。
何とか気を取り直してテイク・オフ、1980便が滑走路を走り出す。順調に高度1万メートルの巡航高度に達し航行を続けていると、チーフパーサーの山崎麗子から「翼に何かがぶつかるのを見たというお客様がいる」という連絡が入った。様子を見に原田機長がキャビンに降りると、急に機体が揺れ出した。コクピットでは鈴木は操縦に悪戦苦闘していた。オートパイロットが外れてしまったのだ。いったい何が起こっているのか...?

英題/HAPPY FLIGHT
製作/2008年
公開/2008年11月15日 日本映画 103分

監督・脚本/矢 口 史 靖

出演/田 辺 誠 一
    :鈴木和博/「全日空」副操縦士
               (コー・パイロット)
   時 任 三 郎
    :原田典嘉/「全日空」操縦士(パイロット)
   綾 瀬 はるか
    :斎藤悦子/「全日空」キャビンアテンダント
                      (CA)
   吹 石 一 恵
    :田中真里/「全日空」キャビンアテンダント
                      (CA)
   寺 島 しのぶ
    :山崎麗子/「全日空」チーフパーサー(CP)
   田 畑 智 子
    :木村菜採/「全日空」グランドスタッフ
   岸 部 一 徳
    :高橋昌治/「全日空」オペレーション・
                   ディレクター
   平 岩   紙
    :吉田美樹/「全日空」グランドスタッフ
   田 山 涼 成
    :森田亮二/「全日空」グランドマネージャー
   肘 井 美 佳
    :中島詩織/「全日空」ディスパッチャー・
                カンパニー無線担当
   森 岡   龍
    :中村弘樹/「全日空」ドック整備士
   田 中 哲 司
    :小泉賢吾/「全日空」ライン整備士
   宮 田 早 苗
    :竹内和代/コントロールタワー管制官
               ローカル・離着陸担当
   長谷川 朝 晴
    :渡辺忠良/レーダー室管制官
             コーディネーター・調整役
   いとう あいこ
    :宮本理英/レーダー室管制官
              ディパーチャー・出発機
   笹 野 高 史
    :丸山重文/「全日空機1980便」乗客・
                    カツラの男
   菅 原 大 吉
    :清水利郎/「全日空機1980便」乗客・
                   ビジネスマン
   ベ ン ガ ル
    :馬場光輝/バードパトロール
   正 名 僕 蔵
    :岡本福夫/「全日空機1980便」乗客・
                   新婚カップル
   藤 本   静
    :岡本幸子/「全日空機1980便」乗客・
                   新婚カップル
   中 村 靖 日
    :吉川雅司/「全日空」ディスパッチャー・
                     気象担当
   江 口 のりこ
    :清水頼子/コントロールタワー管制官
   森 下 能 幸
    :今井一志/愛鳥連盟
   小日向 文 世
    :望月貞男/「全日空」機長
   竹 中 直 人
    :「全日空機1980便」乗客
   木 野   花
    :斉藤利江(悦子の母)
   柄 本   明
    :斉藤直輔(悦子の父)

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『映画パンフレット・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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