映画「火天の城」パンフ

「安土の山一つ、城にする。天主は五重。三年で建てろ!」
天正4年(1576年)、前年に長篠の戦いで甲斐の武田勢を破った織田信長は、琵琶湖に臨む安土山に前代未聞の巨大な城を築くことを宣言した。天主(天守)は五層七重、金箔瓦に玉虫のごとく輝く色とりどりの外装を持ち、一時は内側がキリスト教大聖堂のように吹き抜けとなるように構想されたという独特の巨城は、まさに信長の天下統一事業の先魁的象徴ともいうべき絢爛豪華かつ空前絶後の大城郭であった。果たして、その不可能を叫ばれた普請の陰には、知られざる名工の姿があったのだ。
直木賞作家、山本兼一が第11回松本清張賞を受賞した傑作歴史小説「火天の城」を、およそ15億円の巨費を投じて完全映画化。稀代の武将の威光と開明を示した伝説の巨城は、いったい如何なる経緯で戦国の世にそびえたのか。これは一人の宮番頭(宮大工)・岡部又右衛門 以言(もちとき)が、直面する様々な苦難、障害を乗り越え、己の信念と家族の支えによって、ついに築城の偉業を果たすまでを描いた一大歴史ドラマです。

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〈ストーリー〉
時は天正3年(1575年)、長篠の戦いで甲斐の武田勢を破った織田信長は、翌年にその天下統一事業を象徴するかのごとき巨城を、琵琶湖に臨む安土の地に建築することを決意した。それも五層の天主、西洋の大聖堂のような吹き抜けの構造を持った大城郭の普請だった。そして、設計及び現場の総棟梁として信長が見込んだ男こそ、今川勢を破った桶狭間の戦い以来、十数年に渡って才気を評価してきた熱田の宮番匠・岡部又右衛門であったのだ。
信長から直々に厳命を受けた又右衛門がまず迎えた第1の試練は、指図(図面)争いだった。金閣寺を建立した京の池上五郎右衛門、奈良の大仏殿建造を担った中井孫太夫ら、世の有力候補を向こうに回し、又右衛門が示した指図と城の模型は、なんと信長の意向を無視した吹き抜けのない設計だった。怒りをたぎらせながら理由を問う信長に対し、又右衛門は「天主に吹き抜けなどあれば、炎の道になり申す。御館様のお命をお守りするのが、われら番匠の務め。炎の道など作ることは出来ませぬ!」と断言。その想いに打たれた信長は、又右衛門を疎ましく思っていた家臣の前で「又右衛門の天主なら、落城するにしてもゆるりと舞を楽しむいとまがあるな。3年で建てろ!又右衛門が総棟梁じゃ」と叫ぶのだった。

天正4年(1576年)1月17日、安土城の築城工事が開始された。築城奉行には又右衛門を好ましく思っていない丹羽長秀が任じられた。大和六十六州の主だった職人、名もなき何万もの民が集まり、次第に活気づいていく安土の町。又右衛門門下の番匠たちも次々に作事に当たり始めた。しかし、又右衛門には次なる試練が待ち受けていた。それは七重の天主を支える親柱の材料となる檜〈ひのき〉の調達だ。必要なのは、二尺五寸(約75cm)角の檜である。それほど巨大な檜は樹齢にして2000年以上。存在するとすれば、木曾上松にしかないと思われた。だが、木曾は武田領である。まさに命を賭けての探索であったが、信長は再び又右衛門の並々ならぬ気概を感じて、木曾行きを快諾するのだった...。

製作/2009年
公開/2009年9月12日 日本映画 139分

監督/田 中 光 敏
原作/山 本 兼 一『火天の城』
脚本/横 田 与 志

出演/西 田 敏 行
    :岡部又右衛門/熱田の宮番匠(大工)
   福 田 沙 紀
    :岡部  凛(又右衛門の娘)
   大 竹 しのぶ
    :岡部 田鶴(又右衛門の妻)
   椎 名 桔 平
    :織田 信長/尾張守護職
   寺 島   進
    :平次/岡部一門・若頭
   山 本 太 郎
    :熊蔵/岡部一門
   石 田 卓 也
    :市造/岡部一門
   緒 形 直 人
    :大庄屋甚兵衛/木曾杣頭〈そまがしら〉
   水 野 美 紀
    :うね/岡部一門・水仕女
   河本準一(次長課長)
    :羽柴 秀吉/織田家家臣
   熊 谷 真 美
    :ふさ(平次の妻)/岡部一門・水仕女
   上 田 耕 一
    :弥吉/岡部一門
   前 田   健
    :留吉/岡部一門・番頭
   石 橋 蓮 司
    :池上五郎右衛門/京の宮大工
   内 田 朝 陽
    :中井孫太夫/奈良の宮大工・中井一門総師
   夏八木   勲
    :戸波清兵衛/石工頭
   西 岡 徳 馬
    :丹羽 長秀/織田家家臣・築城奉行
   渡辺 いっけい
    :木村次郎左衛門/織田家家臣
   田 口 浩 正
    :中川 左内/織田家家臣
   遠藤章造(ココリコ)
    :「堺の豪商」
   福 本 清 三
    :八郎太/杣人〈そまにん〉
   笹 野 高 史
    :木曾 義昌/武田家家臣

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『映画パンフレット・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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