映画「愛してる、愛してない」チラシ

それぞれ建築家と編集者として成功した結婚5年目の夫婦。空港へ向かう車の中で、何気ない日常の会話のように彼女が切り出す別れの言葉。「私、出ていく」。彼は黙ってうなずき、運転を続ける...。『愛してる、愛してない』は、5年間を共に暮らしたカップルの別れの風景を切り取った大人のラブストーリー。第61回ベルリン国際映画祭コンペティション部門への出品を始め、世界各国の映画祭で絶賛された愛の傑作だ。そこには男と女の様々な感情が映し出され、私達の誰もが持つ「恋愛の記憶」が呼び起こされていく。
本作では、直木賞作家・井上荒野の短編小説「帰れない猫」を原作に、わずか2~3時間の彼と彼女のやりとりを、ほぼリアルタイムで描くという実験的な手法に挑戦。登場人物は彼と彼女、迷い猫、飼い主の夫婦だけという中で、最後の時間を過ごす男女の心の変化をロングショットや長回しを使いながら丁寧に追い、文学的な香りのする作品に仕上げています。

画像
画像
〈ストーリー〉
空港へと車を走らせる一台の車の中で、若い夫婦が、たわいもない会話を重ねている。彼は「スタジオを家に移すよ、遠くにあって不便だから」と、これからの話をするが、そんな彼に対して、彼女がこう告げる。「私、出ていく」。彼はとまどいながらも、彼女の「大丈夫?」という問いかけに、「大丈夫だと思う」と答え、何事もなかったかのように車を走らせていく。
二人は結婚して5年になる夫婦だ。だが彼女は、他に好きな人ができ、彼との別れを決心する。そして、彼女が出ていく日がやってきた。おりしも窓の外は雨。荷造りをする彼女は、これまでの二人の暮らしに想いを巡らせる...。

一方彼は、彼女が大事にしていたコーヒーカップを包み、二人の思い出のレストランに食事の予約を入れ、彼女のために美味しいコーヒーを淹れるのだった。
建てつけの悪い扉の締め方を彼女に教える彼、洗剤は液体がいいと言う彼女...二人の会話は、まるでこれからも変わらぬ日常が続いて行くようだった。だが、自分が出ていく日になっても、何も言わず、優しい態度で接する彼に、彼女は次第にいらだちを募らせていく。「なぜ、私を怒らないの?」と、言葉をぶつける彼女。二人の間にはいつしか、別れが近づくことへの不安と緊張がみなぎっていた。

そんな中、彼らが暮らしてきた家に一匹の仔猫が迷い込み、二人の間の緊張は、一瞬、吹き消される。ずぶぬれの仔猫を保護した彼は、はずみで仔猫に引っ掻かれてしまい、彼女は彼の傷の手当てをする。二人の間に様々な想いが交錯する中、また別な訪問者がやって来た。それは、猫を探しに来た飼い主の夫婦だった。家に上がり込み、無邪気に部屋を見渡しながら世間話をする夫婦。そして平凡な夫婦のように、その相手をする彼と彼女。その時、彼女の新しい恋人から電話がかかってくる。夫婦と会話を続けながらも、電話の内容が気になる彼。彼女は「雨で市内への道が閉鎖されてしまった。行くのは明日にする」と、恋人に告げていた。

やがて、飼い主の夫婦は「猫が見つかったら連絡をくれ」と言って去って行く。取り残された二人は、レストランに行くことを諦め、パスタを作り始める。雨がひどいから、仔猫が出てくるのを待っているから、そんな言い訳を胸に家にこもり続ける二人。彼らを世間から切り離すように、雨は降り続いていた...。

公式サイト、http://aisiteru-aisitenai.com

英題/COME RAIN, COME SHINE
製作/2011年
公開/2013年3月16日  韓国映画  105分

監督・脚本/イ・ユンギ
原作/井 上 荒 野『帰れない猫』

出演/ヒョンビン
    :建築家の夫
   イム・スジョン
    :編集者の妻
   キム・ジス
    :猫の飼い主の妻
   キム・ジュンギ
    :猫の飼い主の夫
(声)ハ・ジョンウ
    :妻の新しい恋人

映画チラシ・パンフレット販売
『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック