映画「奇蹟〈ミラクル〉」パンフ

香港が英国の植民地として成立した時から、在住の「良民」を悩ませてきた極悪人の集団があった。様々な発祥の理由をもつ、この「黒社會〈ほっせいうい〉」と呼ばれる巨大組織の構成員は、当時18万人に膨れ上がり、今なお、香港の人々を恐怖に叩き込む。香港では、「黒社會」もメンバーだというだけで違法。いわゆる「代紋」をしょって歩いたら、同罪で警察につかまってしまうほど厳しい取り締まりがあった。悪いことをしようが、しまいが、「黒社會」のメンバーは初めから「犯罪者」と見なされていた。

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〈ストーリー〉
時は1930年代。大不況のさなか、香港はスリや脅しの横行する植民地特有の暗澹たる空気に包まれていた。一旗上げようとひとりで船に乗って香港へやって来た青年・コオもまた、着く早々、カタリにだまされ、全財産を巻き上げられてしまう。夢を抱いてやって来たこの街のあまりのせちがらさ、汚さのコオは落胆する。花売りの老夫人、マダム・ローズから一輪の「開運のバラ」を買おうにも、そのわずかな金も残っていなかった。

ちょうどその頃、悪名高い黒社會のボス、パクは、手下たちと共に、ある貨物倉庫で別の組織のボス、タイガーと談判していた。だが互いに譲らず、結局撃ち合いになってしまう。パクは負傷し、かろうじて脱出に成功した。
ところが、逃走中のパクの乗った車が、運悪くコオとマダム・ローズの目の前で横転する。まだ香港の闇の世界、黒社會の恐ろしさどころか存在する知らなかったコオは、タイガーの手下を撃退し、パクを背負って慣れない香港の街を逃げ回った。その途中、パクはコオの荒っぽい扱いに耐え切れず、ついに息絶えた。「こうなったものすべてお前のせいだ」とコオを指したまま...。ところがそこへ駆けつけたパクの手下たちは、パクがボスの位をコオに譲ったものと思い込んでしまう。訳が分からず立ち尽くすコオ。純真無垢な青年は、こうして一変して黒社會のボスに祭り上げられてしまうのだった...。

一方で最初の日に会ったマダム・ローズのことをずっと気にしていたコオは彼女から、娘がいて妹の家に預けてあること、娘には自分が富豪と偽っていること、その娘が近く香港へ婚約者と共に来るという手紙が届き、自分の本当の姿が知られれば、娘は結婚できなくなってしまうこと、を聞かされた。
深く同情したコオは、黒社會のボスの座を利用して、マダム・ローズのために途方もない計略に着手するのだった...。

原題/奇蹟
英題/MR. CANTON AND LADY ROSE
製作/1989年
公開/1989年8月12日  香港映画  118分

監督・脚本/ジャッキー・チェン
   脚本/エドワード・タン

出演/ジャッキー・チェン
    :コオ/青年
   アニタ・ムイ
    :ヤン/娼婦
   ウー・マ
    :チャン(黒社会ボス・パクの部下)
   グロリア・イップ
    :ベル
   オー・ジョンホン
    :タイガー/黒社会ボス
   リチャード・ウン
    :ホー/保安隊長
   ビリー・ロウ
    :トン/運転手
   トン・ピョウ
    :タン/詐欺師
   クェイ・アルイ
    :「マダム・ローズ」/花売り老夫人
   ユン・ピョウ

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http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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