映画「プリティ・リーグ」パンフ

1943年。第二次大戦真っただ中のアメリカで、痛快きわまりない女性軍団が出現した。その名も「全米女子プロ野球リーグ(AAGPBL)」。男たちが戦場へ駆り出され、米プロ野球機構が次々と閉鎖される中、消えかかる大リーグの灯を守るべく、フィールドに飛び出した女性たち。銃後の、家庭を守るはずの主婦から、ダンスホールのホステスまで、そのプロフィールは様々。だが、共通していたのは、野球への並々ならぬ情熱と才気。好きなことをやるのに理屈は無用。男勝りと云えば言え。そんなシンプルな思いを、さわやかなパイオニア精神で実践した美女たちがいたことを知るものは少ない。これは1943年から54年にかけて、実際に米中西部を中心に人気を集めた「AAGPBL」の興亡をモデルに描く実録女性大リーガー奮闘記です。

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〈ストーリー〉
1988年。一老夫人が、溢れる感慨を胸に、野球の殿堂で知られるニューヨーク州クーパーズタウンへ向かった。見るからに品がよく歳を重ねた女性の名はドロシー「ドティ」・ヒンソン。バスを降り立った彼女が目にしたのは、かつてのチームメイトが再び野球をする姿だった。それを眺めるうちに、遠い日々が彼女の心をよぎっていった...。

1943年。海外の戦火の拡大は、銃後の米市民生活にも少なからぬ影を落とし始めた。「アメリカの心」ともいうべきプロ野球機構の運営が、選手たちの大量出征でどうにもこうにもいかなくなったのだ。すでにマイナー・リーグの大半が閉鎖され、大リーグの灯が消えるのも時間の問題だった。
ドティ・ヒンソンと、キット・ケラーの姉妹は、のどかなオレゴンの片田舎では、スーパースターだった。二人は地元ソフトボール・リーグのエースとキャッチャー。妹が快速球で三振の山を築けば、姉のドティが逆転の一発をかます。姉妹はともにずば抜けた野球センスを秘めていた。
そんな二人のもとへ、アーニー・キャパディーノという男が訪ねてきた。近く発足する「全米女子プロ野球リーグ(AAGPBL)」に参加しないかという。夫・ボブを戦場へ送り出し、家を守る身のドティにその気はなかったが、乗り気になったのが妹のキットだった。住み慣れた実家の牧場を後に、姉妹はリーグ本拠地であるシカゴ行きの列車に飛び乗った。

シカゴ・ハービー球場。オーナーの菓子業界の大物、ウォルター・ハービーこそ「AAGPBL」の仕掛人。グラウンドには、キャパディーノらが全米からスカウトした美しきアスリートたちが優に1,000人から顔を揃えていた。大リーグ関係者による入念な適性検査が行われ、絞り込まれたのが64人。それが、中西部地方をフランチャイズとする4つのチームに振り分けられた。
ドティとキットが配属されたのは「ロックフォード・ピーチズ」だった。チームメイトには様々なモサたちがいた。元ダンスホールのホステス上がりで、鼻っ柱の強いレフトのメイ、同じくダンスホールで用心棒をしていたサードのドリス、美女軍団の足を引っ張る器量だが、猛打を買われた外野のマーラ、元ミス・ジョージアの美女ショート、エレン、ドティと同じく夫は戦場のベティ、ワンパク息子を抱えた泣き虫エブリン...。
様々な個性に様々な事情。そんなじゃじゃ馬たちの調教を任せられたのが、かつて大リーグ強打者で、ケガでキャリアが頓挫したジミー・ドゥーガン。だが、その周囲には昼間から酒の臭いがプンプンだった...。

カラフルでセクシーなユニフォーム。そして女らしい仕草を忘れないこと。史上初の女性大リーガーたちには、あくまでも男の野球とは違う優雅なお色気が要求された。しかし、打つ、走る、投げる、本能的な闘争心が要求される野球というゲームに男も女もなかった。
「ライフ」誌の表紙を飾ったドティの美技。メイとドリスのケンカ腰野球。そして、負けん気むき出しのキットのピッチング。彼女たちのガッツあふれるプレーは、たちまち全米に女性大リーグの人気を拡げていった。
だが、チーム一丸に見えたかの「ピーチズ」もバクダンをはらんでいた。いつもピリピリして姉やチームメイトと衝突することが多かったキットが、投手交代のトラブルをきっかけにチームを飛び出し、ライバルの「ラシーン・ベルズ」へ。突然のトレードという球団側の決定に姉妹の亀裂は深まるのだった...。

原題/A LEAGUE OF THEIR OWN
製作/1992年
公開/1992年10月10日  アメリカ映画  128分

監督/ペニー・マーシャル
原作/キム・ウィルソン
   ケリー・キャンディール
脚本/ローウェル・ガンツ
   ババルー・マンデル

出演/トム・ハンクス
    :ジミー・ドゥーガン/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」監督
   ジーナ・デイヴィス
    :ドロシー「ドティ」・ヒンソン/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」キャッチャー
   マドンナ
    :メイ・モーダビート/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」センター
   ロリー・ペティ
    :キット・ケラー(ドティの妹)/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」ピッチャー
   ロージー・オドネル
    :ドリス・マーフィ/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」サード
   ミーガン・カバナー
    :マーラ・フーチ/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」セカンド
   トレイシー・ライナー
    :ベティ・ホーン/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」ピッチャー
   ビティ・スクラム
    :エブリン・ガードナー/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」ライト
   アン・キューザック
    :シャーリー・ベイカー/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」レフト
   アン・エリザベス・ラムジー
    :ヘレン・ヘイリー/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」ファースト
   フレディ・シンプソン
    :エレン・スー・ゴットランダー/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」ショート兼
                      ピッチャー
   レニー・コールマン
    :アリス・ギャスパーズ/
      女子プロ野球チーム
       「ロックフォード・ピーチズ」外野兼控え捕手
   ポーリン・ブレイスフォード
    :ミス・カスバート
   デヴィッド・ストラザーン
    :アイラ・ローウェンシタイン
   ゲイリー・マーシャル
    :ウォルター・ハービー/
           「シカゴ・ハービー球場」オーナー
   ジョン・ロビッツ
    :アーニー・キャパディーノ/
            全米女子プロ野球リーグ協会役員
   ビル・ブルマン
    :ボブ・ヒンソン(ドティの夫)

映画チラシ・パンフレット販売
『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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