映画「ザ・ハリケーン」パンフ

1冊の本が少年の人生を変え、彼の送った1通の手紙が、絶望のどん底にあった男の心の希望の光をともした。男の名は、ルービン・「ハリケーン」・カーター。ボブ・ディランのヒット曲「ハリケーン」を通じて生ける伝説となった彼は、キャリアの絶頂期に殺人罪に問われ、人種偏見の入り交じった裁判によって終身刑を宣告された不世出のボクサーである。その彼が獄中で書いた自伝に心揺さぶられ、釈放を求める運動に立ち上がった少年・レズラ。塀の中と外、ニュージャージーとトロント。距離を大きく隔てながらも不思議な運動の糸で結ばれたふたりは、文通を通じて希有な絆を育み、やがて偏見の歴史を塗り替えるムーブメントを起こしていく。本作は、そんなふたりは成し遂げた奇跡の実話の映画です。

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〈ストーリー〉
1963年、ウェルター級チャンピオンのエミール・グリフィスを1ラウンドでリングに沈め、栄光を手にしたルービン・「ハリケーン」・カーター。だが、3年後、彼の運命は一変する。故郷ニュージャージー州パターソンで、3人の男女が殺される事件が勃発。容疑者として逮捕されたのがカーターで、人種偏見を持つベスカ刑事の息のかかった裁判の結果、有罪判決を受け、終身刑を宣告されたのだ。その日から、カーターの孤高の闘いが始まった。
自分は無罪だからと囚人服の着用を拒み、黙々と自伝の執筆を続ける日々が始まる。74年、ついに出版された自伝は大きな反響を呼び、ボブ・ディラン、モハメッド・アリなどが釈放運動に尽力。しかし、2年後に行われた再審で再度有罪判決を受けたカーターは、次第に世間から忘れられた存在になっていく。自分は一生、塀の外に出られない...。
再審請求を却下されて絶望にかられたカーターは、献身的に釈放運動を支えてきた妻、メイ・セルマとも離婚し、自分と社会のつながりを完全に断ち切ろうとする。

レズラ・マーティンが、古本市でカーターの自伝を見つけたのは、まさにそんなときのことだった。環境保護のバイトを通じて出会ったカナダ人のグループに引き取られ、トロントで暮らす彼は、アルコール依存症の両親のもとで過ごした生い立ちと、11歳から少年院で暮らしたカーターの生い立ちに、多くの共通点を発見。逆境にあっても気高さを失わないカーターの生き様に心打たれ、その思いを手紙に連ねてカーターに送った。
驚いたことに、すぐさまカーターから返事が来た。こうして始まったふたりの文通。その交流を、レズラの保護者であるテリー、リサ、サムは暖かな眼で見守っていたが、次第に彼らの胸には、自分たちもカーターの力になりたいという気持ちが芽生えていく。4人の励ましを受け、再び再審請求に動き出すカーター。しかし、それが却下されたとき、カーターにとっては、テリーたちの優しさが重荷にしか感じられなくなった。「これが最後の手紙だ」と言って音信を絶った彼は、再びレズラと出会う前の孤独な生活に舞い戻っていくのだった...。

原題/THE HURRICANE
製作/1999年
公開/2000年6月24日  アメリカ映画  145分

監督/ノーマン・ジェイソン
原作/ルービン・「ハリケーン」・カーター
    『ザ・シックスティーンズ・ラウンド』
   サム・チェイトン『ザ・ハリケーン』
   テリー・スウェイトン『ザ・ハリケーン』
脚本/アーミアン・バーンスタイン
   ダン・ゴードン

出演/デンゼル・ワシントン
    :ルービン・カーター「ハリケーン」/ボクサー
   ヴィセラス・レオン・シャノン
    :レズラ・マーティン/トロントに住む少年
   ジョン・ハンナ
    :テリー・スウェイトン(レズラの保護者)/
                釈放運動チームリーダー
   デボラ・カーラ・アンガー
    :リサ・ピータース(レズラの保護者)/
                釈放運動チームメンバー
   リーヴ・シュレイバー
    :サム・チェイトン(レズラの保護者)/
                釈放運動チームメンバー
   デビ・モーガン
    :メイ・セルマ(カーターの妻)
   ダン・ヘダヤ
    :ヴィンセント・デラ・ベスカ/警察刑事
   ロッド・スタイガー
    :サロキン/連邦裁判所判事

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http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

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