映画「人間失格」パンフ

1948年の発表以来、いまなお現役の名作として若者から大人まで幅広く読み継がれている太宰治の最高傑作「人間失格」。太宰治の生誕100年を迎えた2009年に、角川グループの念願の企画に、荒戸源次郎監督はじめ日本映画界を代表するスタッフと豪華キャストが賛同し、製作された本作は、日本映画の金字塔としてその名を刻むであろう青春ドラマであり、大作になった。
主人公は、幼少期より自意識にまみれ、世間とうまくなじめない青年・葉蔵。不安や迷いを抱えながら、美しい容姿と生来の魅力で、異性のいならず同性すら魅了する彼が向かう先には何があるのか...?
自由奔放であると同時に、激しく、切なく、恋と世間に翻弄される者の心の彷徨いを描いた本作は、混迷の現代にもがく人の共感を引き寄せて離さない「魂」のバイブルである。

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〈ストーリー〉
山の神様、ヒバの大木に向かって首を垂れている少年。貴族院議員の父親を持ち、津軽では有名な資産家の息子、大庭葉蔵。作り笑いをこっそり練習し、体育の授業ではわざと失敗を装って、みんなの笑いを買う。人間というものがよくわからない葉蔵にとって、周囲となじむには「道化」が唯一の手段だった。だが、そんな葉蔵の計算は、クラスメイトの竹一に見抜かれてしまう。あせって竹一に取り入った葉蔵は、彼から、女にモテるということ、そして偉い絵描きになるという予言をうける...。

上京して高等学校に入った葉蔵は、同じ画塾に通う、6つ年上の堀木正雄に出会う。遊び人である彼に連れられて行ったのは、マダムの律子が営むBAR「青い花」。詩人の中原中也も通うこの店で、泥酔した中原から「戦争は糞の色と同じ茶色なんだ...」とからまれ、閉口する葉蔵だった。しかし、しだいに葉蔵自身が酒に溺れ、堀木と共に放蕩を繰り返すようになっていく。そして、そんな生活に疲れてもいった...。

竹一の予言どおり、葉蔵は女に不自由することがなかった。飲み屋の芸者たち、何かと部屋を訪ねてくる下宿先の娘・礼子、金なしでも酒を飲ませてくれるカフェの女給・常子。中でも常子に自分と同じ寂しさを感じた葉蔵は、ある日、鎌倉の海で心中を図る。だが死んだのは常子だけだった...。

製作/2010年
公開/2010年2月20日 日本映画 134分

監督/荒 戸 源次郎
原作/太 宰   治『人間失格』
脚本/浦 沢 義 雄
   鈴 木 棟 也

出演/生 田 斗 真
    :大庭葉蔵/資産家の息子
   伊勢谷 友 介
    :堀木正雄(大庭葉蔵の画塾仲間)
   寺 島 しのぶ
    :常子/カフェ女給
   森 田   剛
    :中原中也/詩人
   小 池 栄 子
    :静子/女性記者・未亡人
   石 橋 蓮 司
    :平目(大庭葉蔵の後見人)
   石 原 さとみ
    :良子/煙草屋の娘
   坂 井 真 紀
    :礼子/下宿屋の娘
   室 井   滋
    :寿/薬屋女主人
   大 楠 道 代
    :律子/BAR「青い花」マダム
   三 田 佳 子
    :鉄/青森の女
   柄 本   佑
    :竹一(大庭葉蔵のクラスメイト)/中学生

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