映画「ミッション:8〈エイト〉ミニッツ」パンフ

2009年のSFサスペンス映画『月に囚われた男』で鮮烈な長編映画監督デビューを飾り、英国アカデミー賞新人監督賞をはじめとする世界の新人監督賞を総なめにした鬼才、ダンカン・ジョーンズ監督。本作は、観るものの予想を完璧に裏切る鮮やかなプロットで、全米の映画ファンを熱狂させた、衝撃のサスペンス・アクション。
それは、「乗客の死の〈8分前〉に潜入して、列車爆破犯を突き止めよ」という極秘任務を与えられた男が、ミッションそのものに潜む「禁断の真実」に迫っていく物語。

コルターは、自分がどこにいるのか、どうしてそこにいるのか理解できないまま、ある朝、気がつくと列車の中にいた。しかも正面に座っている美人・クリスティーナは、あたかも彼のことを知っているかのように振る舞っている。さっぱりわけが分からない。そして窓に映っている自分の顔を見ると.....それは自分の顔ではないのだ...。

画像
画像
画像
画像
〈ストーリー〉
米軍のエリート、コルター・スティーヴンス陸軍大尉は、目を覚ますとシカゴ行きの通勤列車の中にいた。そして目の前に座っている女性に「ショーン」と声をかけられるのだ。
車掌が、他の乗客から「列車が10分遅れている」と文句を言われている。列車はグレンブルック駅に到着。降りてみるがどこだか分からない。
列車に戻り、トイレに行くと、鏡に映ったのは全く知らない顔の男。持っていた身分証には「ショーン・フェントレス教員」とある。トイレを出ると、自分の前に座っていた女性が心配そうな顔をして立っていた。彼女にこの状況を説明しはじめた時、貨物列車とすれ違い、突然爆発した!
同時に「コルター・スティーヴンス大尉。こちら『包囲された城』応答せよ」と声が聞こえた...。

目を開けると、薄暗いコックピットのようなカプセルの中にいた。小さなモニターから軍の制服を着た女性が「大尉、報告して」と言う。彼女が誰か分からない。
「記憶を復元するわ」と言い。彼女は簡単な文章を読み上げる。
思い出した。彼女は、コリーン・グッドウィン陸軍大尉。
「父と話をさせてくれ」と頼むが、彼女は「誰が爆弾を?犯人は誰」と尋ねるばかり。彼女の近くに杖をついた男がいる。いろいろ聞かなければならない。
だが、「もう一度戻って。今回も時間は8分間。爆弾を探して...」。意識が遠のいた...。

気がつくとさっきの列車の中。
仮想訓練にしてはリアルすぎる。目の前の女性は気をそらすための美人キャラ。グレンブルック駅に着いた。席を立ち、爆破が起きた後ろ側のトイレへ向かう。洗面台上の通気口パネルの中に爆弾を発見。
「解除方法は?」とグッドウィン大尉に問いかけるが返答がない。そのまま車両に戻ると、交通保安員を装い、「安全確保のため。電子機器を使用しないで下さい」と呼びかけて歩く。忠告を無視してパソコンを続けている男に強く迫った直後、爆発は起きた...。

気がつくと再びカプセルの中。オイルがこぼれている。前と様子が違う。グッドウィン大尉がモニターから「爆弾は?」と聞いてくる。彼女のそばに杖の男。この作戦の責任者のようだ。
「責任者と話したい」と言うが、「任務が終わった時に」とかわされる。
「俺の任務地はアフガンだ。昨日は2度出動した」そう話すと、「ここへ来て2ヶ月よ。犯人を見つけた?」と大尉は列車爆破事件に話を戻す。
諦めずに「この仮想訓練の責任者は誰だ?」と問い続けると、「これは現実よ。大勢の命が危ない」と彼女は言う。
「情報をくれ」とコルターが頼むと、大尉はようやく話しはじめた。
「中部時間、午前7時48分。通勤列車がシカゴ郊外で爆発し、全員が死亡。今のあなた、ショーン・フェントレスも乗っていた。説明している間にも民間人の命が危険に...。列車の爆破は連続テロの第一弾よ。爆弾はあった?」
「洗面台の上の通気パネルの中だ。携帯電話で起爆させる」
「通話記録では、爆発時に1812の通話があり、52の通話が最寄りの中継塔を使用。1つが犯人のものよ。爆破直前に貨物列車とすれ違った?」
「ああ」
「犯人は2台とも狙って、携帯を使って爆破させたのよ。52の通話の1つが犯人のものよ。乗客に話しかけて情報を探り出して。犯人を絞り込むのよ...」。
自分の隊と父のことが気にかかるが、そのことを聞く間もなく、コルターは列車に戻った...。

『映画を見終わった人のために』
本作のエンディングは脚本にはなく、ダンカン・ジョーンズ監督のアイディアで加えられたそうです。爆破が阻止された時点で、コルターの8分間ミッションも実行されなくなるのでパラドックスが生じます。ジョーンズ監督は、そこからもうひとつのパラレル・ユニバースが派生して、コルターの魂が入ったショーンの人生が続いていくと解釈した。監督曰く、「ショーンには申し訳ないけどね...」。


原題/SOURCE CODE
製作/2011年
公開/2011年10月28日  アメリカ映画  93分

監督/ダンカン・ジョーンズ
脚本/ベン・リプリー

出演/ジェイク・ギレンホール
    :コルター・スティーヴンス/アメリカ陸軍大尉
   ミシェル・モナハン
    :クリスティーナ・ウォーレン/列車の乗客
   ヴェラ・ファーミガ
    :コリーン・グッドウィン/アメリカ陸軍大尉
   ジェフリー・ライト
    :ラチレッジ/作戦責任者・博士

映画チラシ・パンフレット販売
『映画パンフ・プログラム・チラシ大辞典』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/

"映画「ミッション:8〈エイト〉ミニッツ」パンフ" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント