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お父さんが死んだその夏、ぼくたち家族はお父さんの故郷・台湾に初めてやってきた。そこには日本語を話すおじいちゃんが待っていた...。 芥川龍之介の短編小説「トロッコ」。川口浩史監督は幼い頃に教科書に読んだ、この物語を映画化したいと長年温めていた。「まだトロッコの線路が残っている」と知り、ロケに訪れた台湾。そこで出会った日本統治時代を経験し、美しい日本語で思い出を語るお年寄りたちに強く心を打たれ、原作を大きく脚色することにしたのだ。 とおい昔に読んだ物語「トロッコ」が美しい映像を通し新しくなって戻ってきた。そのうちにきっと静かな風が吹き、これからの映画界に影響をあたえるだろう。尾野真千子さんという女優はとても魅力的である。 (芥川耿子/エッセイスト:芥川龍之介の孫) 〈ストーリー〉 ある夏の日、矢野敦少年は急死した台湾人の父親の遺灰を届けるために、弟・凱と日本人の母・夕美子と共に、台湾の小さな村にやって来た。素直に甘えられる弟とは対照的に、敦は悲しみも母親を案ずる気持ちも、小さな胸の中にしまい込んでいる。そんな心情をくみとる余裕がない若い母とは、どこかギクシャクした毎日を東京では過ごしていたのだった。 父の故郷・台湾では、日本語を話す優しいおじいちゃんが待っていた。敦が父から譲り受けた大事な写真に写るトロッコの場所も一緒に探してくれる。数日後、ある決断を胸にトロッコに乗り込む敦。最初はそのスピードに胸を躍らせるが、鬱蒼とした森の奥へと進むにつれて不安がもたげてくるのだった...。 ささやかな冒険と、おじいちゃんが教えてくれた、たくさんの大切なこと。夏の終わりには、敦から暗い表情が消え、たくましい笑顔が見られるようになっていた...。 公式サイト、http://www.torocco-movie.com 製作/2009年 公開/2010年5月22日 日本映画 116分 監督・脚本/川 口 浩 史 原案/芥 川 龍之介『トロッコ』 脚本/ホアン・シーミン 出演/尾 野 真千子 :矢野夕美子(敦、凱の母) 原 田 賢 人 :矢野 敦/少年 大 前 喬 一 :矢野 凱(敦の弟) ホン・リウ :呉 仁 榮(敦の祖父) チャン・ハン :孟 堅(敦の叔父) ワン・ファン :華 心(敦の叔母) ブライアン・チャン :振 哲/鳥の青年 メイ・ファン :楊 鳳 林(敦の祖母) 映画チラシ・新作パンフレット販売 『映画パンフレット・プログラム・チラシ大辞典』 http://www7a.biglobe.ne.jp/~jidai2005/ |
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